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環境にやさしい農業

環境にやさしい農業は、地域の気候風土と調和して、多様な生きものと共生する農業のことです。
農地とその周辺が多様な生きものの住みかとなって、私たちが自然を楽しみながら暮らせる環境を創出します。
丹波市は1970年代から都市の消費者と一緒に有機農業に取り組んできた歴史があるまちで、毎年、新規就農で有機農業に取り組みたい!という方もたくさん就農しています。
山々と清流に恵まれた丹波市は、加古川水系と由良川水系の最上流に位置し、南方系と北方系の魚や植物が共生を行う生物多様性に富んだ自然豊かな環境を有しています。
丹波市は、豊かな自然を農業によって守り育てていくために環境にやさしい農業を推進しています。

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丹波市の環境にやさしい農業の定義

環境にやさしい農業とは、化学的に合成された肥料及び農薬の使用を避ける(又は低減する)ことを基本として、土壌の性質に由来する農地の生産力を発揮させるとともに、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した栽培管理方法を採用したほ場において生産を行うことです。

化学肥料の代わりに牛や鶏のフン、草木など動植物由来の有機肥料を用いることで、有機物を分解する土壌中の微生物が増え、保水性や保肥性に優れた「フカフカな土壌」となり、土壌本来のチカラを用いた農業生産が可能となります。

その他、たい肥や緑肥等の有機物を使用することにより、農地における炭素貯留を促進させることができ、地球温暖化防止の効果にも期待が寄せられています。

「環境にやさしい農業」がわかる!キーワード

オーガニックとは

有機(オーガニック)農業とは、化学肥料・化学合成農薬に頼らず、土の本来の力を活かし、自然との調和を大切にしながら行う農業生産方法です。
丹波市では、年間を通じてたくさんの種類のお米や野菜を育てています。

有機JAS認証とは

2~3年以上にわたる化学肥料と化学農薬の不使用、畑の条件や栽培記録など厳しい審査を経て、第三者機関が証明する「有機JAS認証」を取得できます。そして、その畑で作られた野菜に「有機JAS認証」を表示することができます。
人にも環境にもやさしい農法で作られた丹波市の有機(オーガニック)野菜は、皮も葉もまるごとおいしく食べることができます。

特別栽培農産物とは

「特別栽培農産物」とは、農林水産省が定めるガイドラインに沿って、化学肥料や化学農薬の使用を減らして育てられた農産物のことです。

オーガニックビレッジ宣言

丹波市では、豊かな自然や文化など、美しいふるさとを100年後にも引き継いでいくために、広く市民や企業などがそれぞれの立場で参画し、手を取り合いながら大切な地域資源を未来に繋いでいくまちづくりを目指して「オーガニックビレッジ」を宣言しました。

環境保全への取り組み

農業は生態系とかかわりが深く、栽培方法によって土壌に生息する生き物の種類や数が増減します。農業者や地域の人々が田畑を取り巻く生態系を具体的に知ることも環境にやさしい農業の取り組みのひとつです。
丹波市立 青垣いきものふれあいの里では、専門家のサポートのもとで田畑や河川などの生き物調査を行っており、地域住人や小学校などと連携した生き物調査のフィールドワークで、子どもたちが田畑の生き物を捕まえるなど、楽しみながら調査および生態系について勉強する機会を創出しています。
フィールドワークは農業者の地域交流や、環境にやさしい農業の認知向上にもつながっています。

お問い合わせ先

丹波市立 青垣いきものふれあいの里
兵庫県丹波市青垣町山垣2115-6
TEL 0795-88-0888
https://www.city.tamba.lg.jp/site/ikimono/

有機のお米ができるまで

栽培暦ポスター

水稲有機栽培こよみPDF

地域別の農地情報

丹波市は兵庫県下有数の農産地です。
気候風土も地域ごとに特徴があります。
ここでは、市内を6地域に分けて、それぞれの地域の農地の特徴をご紹介します。