地域資源の効果的な活用は、持続可能な農業と地域経済において重要です。

丹波市では、家畜由来たい肥を中心に、地域資源の循環を促進し、農産物の品質向上と持続可能な供給体制の構築に向けた取組みを行っております。

地域資源の循環を通じて、持続可能な農業と地域経済を支える重要な要素として、家畜由来たい肥が注目されています。

品質向上、供給体制の構築、生産体制の改善、土づくり技術の普及など、さまざまな取組が地域全体を推進しています。

1.家畜由来たい肥の品質向上

生産者が求める高品質たい肥の生産に向け、丹波市立市島有機センターでは、品質向上に向けた取組みを行っております。

丹波市立市島有機センターで生産されるたい肥は、「有機JAS規格に基づく使用可能資材リスト」に登録されており、日々の温度管理やきりかえし作業等の徹底により品質管理が行われております。

(丹波市立市島有機センターについてはこちらからご確認ください:https://www.city.tamba.lg.jp/soshiki/norinshinkoka/gyomuannai/6/2/2341.html

2.安定供給体制の構築

農業生産に家畜由来たい肥を利用するには、供給の安定性が求められます。

丹波市では急激な供給不足や品質のばらつきを防ぐために、たい肥保管施設の増築など安定供給体制の構築に努めております。

3.地域資源の循環

家畜由来たい肥の生産では、市内や県内の地域資源を活用し、海外情勢などの影響の低い安定した供給体制の構築を図っております。

4.たい肥を用いた土づくり技術の普及

丹波市立農の学校では、新規就農者がたい肥を用いた栽培体系について学び、たい肥の最適な使用方法を学んでおります。

省力化体系の定着に向け、市ではたい肥散布に対して支援し、土づくり技術の取組みを後押ししております。